中房川本流

2,3日前までは昼間暑いが、朝晩はエアコンいらずの涼しい日々が続いていたが

ここにきて24時間エアコンが必要になってきた安曇野。

最近、麓は晴れでも北アルプスにはいつも雲がかかっている。

8月11日麓は朝から晴れて、久しぶりに青い空をバックに有明山(2267m)

そして後方は山頂に雲をなびかせる燕岳(2763m)が見える。

沢に行こう!

中房川は燕岳と大天井(2922m)を源とし、川床は花崗岩が多い。

上流に中房温泉があり濁っていると言われるが私はそうは思わない、水は綺麗だ。

水量は比較的多く、落差もあるので小さな発電所が5か所ほどある。

中房温泉付近に新たに発電所の計画もあるそうだ。

川はV字谷や急な部分も多く入渓場所を探すのはもとより、

遡行していくのもそれなりに大変な川だ。

そのせいもあってか、中に入ると非常にきれいな川だ。

それだけに、この環境が壊れないよう入渓時は注意していきたい。

事前に調べていた第四発電所上部砂防堰堤の上から入ってみる。

川幅は20~30m位で深さは40cm程度か、ゆったりと流れている。

所々のポイントで竿を振るが当たりなし、でも川が奇麗なのでのんびり沢を歩く。

水深が深いところで岸を遠巻きしたら支流に小さな滝があった、

面白半分に竿を出したら20cm程度のイワナが釣れたが、帰ってもらう。

川に戻り深めの淵を除くと20cmくらいのイワナが泳いでいる。

底にでかいのがいるかもしれないので竿をだす。

しかし、腕が悪いのか釣れない。

進んでいくと水が落ちる大きな音が・・・

巨大な砂防堰堤が現れる「ガーン!」高さ28.5m×幅58.6m

国土地理院の地図には段差となっていたが、巨大堰堤とは想定外だった。

平成10年にできたとは思えないくらい荒れて果てている。

堰堤の横に魚道があるで見学に行く

しかし、写真のように見事に土砂で埋まり木が生えている。

これではお魚は遡上できない、魚の姿も少ないわけだ。

すぐ下にも砂防堰堤がありこの短い区間では魚は増えていけない。

作る時だけ環境保全うたって、作りっぱなしでは話にならない。

やはり手入れして欲しい。

砂防堰堤は災害防止の観点から必要なので無くすことはできないだけに

メンテナンスも含め、常に考えていく必要性を感じる。

遠巻きの道が見つけられず断念、次の場所に移動する。


次は中房橋の上流から曲沢合流部までを探ることにする。

曲沢合流部の少し上流に大きな砂防堰堤がある。

その上はいつも釣り人が見受けられる。

今日も他県Noの車が止まっており、上流の方で4~5人の釣り人がフライを振っている。

この場所に魚はいるのだろうか?ちなみにここに入ったことがない。

近い内に入ってみようと思う。

ちなみに中房川の主言われる人は毎年1000匹は釣ると聞く・・・名人こえて神様か

中房のどこで釣っておられるか知らない。

話を戻そう、道路から藪をかき分け崖をロープで降り到着、ここでお茶休憩。

水とおやつを食べながらぼんやりとする。

ここの川幅はそれほど広くない両岸はほとんど崖になっている。

上流に向かって左側は安山岩だろうか柱状・板状節理の壁、

右側は崖に木や藪が生い茂っている。

何気なく目の前によさそうなポイント、とりあえずオモリなしで投げ入れる。

一投目からいきなりライズ、元気がよく持って行く引きも良い。

上げてみると23cmの綺麗なイワナだ。

流れがあるのでオモリなしだと餌の動きが早すぎる。

1Bのオモリで再度挑戦、すぐにアタリ「グッ、グッ」あり。

これも23cmの綺麗なイワナ

ここは流れが速くやや深めなので3Bオモリで流す。

2回目で強いアタリがあり、一気に持って行く。

引きあげる、逃げる、いなす、釣りあげる。

27cmのイワナだ、これも美しい

ヤマテンでは山の方は午後雨が降る予報。

やはり、雲が出てきた

このまま、釣りあがり砂防堰堤付近まで釣りあがったところで

小雨が降りだしたので納竿、藪の崖を登り道路に出でる。


安曇野遊山人/渓流釣り・田舎暮らし

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