7月3日から沢へ出かけていない、いや出かけられない。
理由は簡単、雨!雨!雨!これほど長く続くのは記憶にない。
その間、地理院の地図を眺めこの辺の沢はどこから入れるか、帰りはどうする。
沢を登るのは良いが、帰りに沢を下りるのは辛い、点検道・登山道・仙道があれば最高!
崖や勾配や木は針葉樹か広葉樹か(広葉樹の川が良いらしい)
地元の人からクマの住処ではないかなどなど(この辺はどこにでもいるそうだ・・・)
期待と妄想を膨らませる、これでは遊び好きのガキだ。
7月18日(金)午前中の雨が午後には止んだ、明日は晴れの予報。
沢を見に行く、良い子はもちろん沢には近寄らないで離れてみる。
槍ヶ岳~上高地を源流とする梓川はどろどろのお味噌汁、
所々に流木と土砂が溜まっている、惨い。
源流が大滝山~蝶が岳~常念岳とする烏川、水は濁っていない綺麗だ。
しかし水量が多くとても釣りにならない支流も同様釣りには危ない状態。
烏川林道は所々脇から水があふれ、延命水は苔の崖上から水がジャンジャン流れている。
燕岳や有明山を源流とする中房川はうす濁りで水量が多くここも釣りにならない。
しかし支流の黒川沢は水量が少し多い程度で濁りもほとんどない。
この沢は大きいのはいないし、数も期待できないがここにする。
19日朝から晴れ沢へ出かける、久しぶりの青空をバックに有明山が見える。
ちなみに昨日はこの沢で漁協員のみの釣り大会を実施していた。
どんな感じかというと、川のある区間に目印を立て放流の範囲をわかるようにする。
魚(今回はイワナとヤマメ)を所々の落ち込みに放流、場所は木の枝にリボンなどで目印。
あとは組合員の皆さん釣ってくださいとのこと。
昨日放流した魚の食いがあまりよくなったらしく魚が残っていた。
日曜日7時頃沢に着くと車が10台ほど釣り人も各落ち込みに散らばり釣っておられる。
放流区間の落ち込みに気配を消し覗いていると魚が岩陰から出てくる。
大きさは25cmくらいか、結構良いサイズを放流しているようだ。
私は、釣り堀に来たのではないのでパス!放流していない上流へと沢を歩く。
イワナがのんびりと泳いでいる、釣ってみよう。
針から30cmくらいの上に2Bのオモリに重りを着けてそっと上流から流してみる。
イワナの前に流れるよう5回くらいやるが反応なし、食わないなぁ~。
ふと思いつき重りを外し流れに任せ餌を流してみる。
イワナが餌に興味をしめす、2投目で食いついてきた。
別の淵で泳いでいたイワナがいたので再度試してみたが同じだった。
勝手な思いだが、イワナは釣り人の罠餌か自然のえさとの違いに認識はないと思う。
イワナにとっては餌か餌でないか、今食欲があるかないかの二択しかないのでは
餌かどうかの認識は匂いや流れの中での餌となる対象物の動きなのではないかと思う。
近頃は本流の流れが速く深めのポイントの為重めのオモリを多用していたので
軽い重りや重りなしの釣りを忘れていた。
季節や水温、川の流れ・深さなどその時の状況により釣り方を考えなければならない。
やはり渓流釣りは奥が深い。
小さな滝からん水が合流するところで渦を巻いていている、良いポイントだ。
流れに重りなしで落とす、渦付近で水面が盛り上がる魚体がはねる
イワナが流れているブドウ虫にライズした、毛ばり釣りのようで面白い。
毛ばりに反応するような時期には試してみる価値あり。
釣りあがり餌を着けようとすると、あれ?あれ?あれ?
餌箱の蓋が開いている中身がない、川虫を探す気にならないし今日の釣りは終わりにする。
しばらく上流へ遡行沢歩きをして楽しむ
竿を持たずに歩くのは楽だ、手が使える三点確保ができる。
岩を登り水しぶきを浴び滝や沢に入り渡り落ち込みや淵をみながら歩く。
上りにくい所は森を歩く、水の音、森の気配が充満している。
一人歩く森や沢の中、久石譲のピアノが頭の中を奏でる。
下界に降りてきた、暑い。
林道も登山者の車が増えてきた、他県ナンバーがよく走っている。
林道は舗装されているが一般道に比べ道が狭く曲がりくねっています。
お願いがあります、先の見えないカーブはゆっくり走ってください。
こちらは急に対向車が出てきても良いように注意して走っているのに、
後ろからあおらないでください。
それなりに速く走るのは少し腕があれば誰でもできます。
先に行ってもらうにしても離合場所までは無理です。
できれば前照灯を点けて欲しい(カーブミラーなどで認識しやすい)。
以上を守っていただければ事故や危ない思いをする事は減ると思います。
よろしくお願いします。
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