蝶ヶ岳が岳雪形&烏川渓流釣り

蝶ヶ岳(2667m)は北アルプスの中でも比較的登りやすい山で

頂上からは目の前に穂高や涸沢の迫力ある展望が素晴らしい。

また、夏場は高山植物も沢山咲きお花畑となる。

この蝶が岳、通常5月初旬から6月上旬に現れる雪形

名前の由来にもなっているが、今年は4月の低温で遅れていた。

その雪形がやっと現れた。

釣りに行く道すがら、蝶が岳に純白の蝶が羽を広げ休んでいる

青い空バックに新緑の山と相まってとても美しくすがすがしい朝だ。

この蝶は安曇野市豊科から穂高地区一帯にかけてみることができる。

もちろん我が家の庭からも見ることができる。

今日は烏川一の沢、常念岳(2446m)を水源とする沢で、

烏川本流に見劣りしない沢だ。

山道をシエラは走る、やがて車を止める。

ここからは歩き、朝の澄んだ空気の森を1時間半ほど歩く。

川は底石が白にやや赤みがかったのが混ざっており綺麗だ。

水温は8度でまずまず、沢は先週までの雪代の水もだいぶん落ち着いている。

清涼な沢に青い空、新緑の森、遠くに残雪の常念これも素晴らしい。

沢を歩きながらポイントに落とす。

雪代は少なくなったとはいえ流れはそれなりにあるので、今回も重めのオモリで落とす。

あまり流さない、点の釣りだ。

赤マーク位置に落とすと早速キタ!

ググッ!いきなり竿を引っ張る元気なイワナだ。

さすが北アルプスの沢で育った天然イワナ、26cmの塩焼サイズ。

近頃は放流で生き残っている沢が多い中、こういうところは貴重だ。

現在、車で近くまで行ける沢は、ほとんど放流で成り立っているのが現状。

しかも、すぐに釣られてしまうのか釣れる魚は小さく少ない。

勝手な願いだが、持ち帰るのは最低限にしてほしい。

実際、数年前始めた頃にイワナのいた沢に今は魚の影が見られないところもある。

ちなみに安曇野市(犀川漁協)は稚魚放流が主流で、

大町市(北案中部漁協)は成魚放流が多い。

釣り人は遠いところから時間を作り高いお金を払って

お目当ての沢にロマンや非日常の世界を味わいたくやってくる。

知り合い来た時ぐらいは北アルプス麓の沢を楽しんで帰ってもらおうと思う。


沢を登って3時間、つまずきやバランスを崩しやすくなってきた。

アラッ!浮石に足払いを食らった。

受け身は取れたがカメラを水没させてしまった。

電源が入らない電池が濡れている、ここで写真は終わりとなる。

(カメラは後日乾燥させたら復活)

やはり自粛生活で体力が落ちている、体にねばりがないこまめに休憩をとろう。

そのあとたんたんと釣りあがり、この落ち込みが最後の一投

いきなりすごい引きだ、落ち込みの奥に一気に持っていかれる

岩の中に逃げ込もうとする、力が拮抗して動かない。

これは大きい尺越えは確実だ!

糸を切られないよう注意しながら、岩の中へ逃げようとするイワナをいなす。

しばらく格闘、やっと姿が見えてきた

あれれ、よく見ると釣針がお腹に掛かっている、これでは引きが強いはずだ。

残念27cmのイワナ、今年初の尺物はお預けだった。

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