山での遭難グッズ

自分は絶対に遭難しない方は別にして

山で道迷ったりケガなどで動けないなど遭難したときの救助アイテム。

写真の発信機から出る電波を捜索ヘリが捉え遭難場所の特定、救助隊への引継ぎを行ってくれる

しかも1事案につき3回まで(約9時間)無料でヘリコプターが出動

遺体になっても発見されるので、生命保険も無事払われ残された者も安心。

山岳保険とセットにすれば経済的なことも解決、まさに鬼に金棒これで安心して遭難できるぞ!

不謹慎と言われそうなので一言、遭難しないように事前準備はちゃんとやっています。

ただ、ココヘリそのまま信用しても大丈夫か?

道具を使うときの大切なこと、最低限の性能は理解することが前提だと思う。

メーカーサイトでは最大16㎞まで電波が届くと書いているが・・・

本当に電波は届くのだろうか?複雑な地形や沢筋・谷合などの中でも大丈夫だろうか

やはり不安なので性能を確認してみた。

そこで今回発信機と受信機をレンタルしてどこまで大丈夫か近所の子供も使いテストしてみた。

1) 自宅に置いた発振器はどこまで離れていても受信器で受信できるか

・自宅から歩いていくと、200m程度離れると電波の受信ができない。

 何度試しても同じ結果だった。

2) 子供に隠れてもらい探してみる

 ・鬼ごっこにに使用:

   動く相手だと全く無理サーチ方向が無茶苦茶でどの方向に居るのか不明。

 ・隠れて一つの場所にとどまる

   200mくらいが限度、それを超えると受信方向がばらつく距離も不明。

   100mくらいだと、受信方向及び距離もわかるが倉庫などに隠れると

   受信方向が安定しない

3) 山に持っていき車のフロントガラスにバックミラー付近に吊下げテスト

  行ってない沢で念のため木に括り付ける目印を持参、けもの道をマーキング

  しながら沢に降りてみる。

  ・30分ほど山を下り沢に到着

   まったく受信できない距離は1km程度だと思う、ところどころに

   マーキングしてきて正解だった、あぶねぇ~。

   沢を登っていくがまったく受信はできなかった、帰りにどれぐらいで受信する

   のか確認したら車から50mくらいでやっと受信可能。

   このような結果から、山でも道迷い防止には何の役にも立たないことはわかる。

4) このようなことをメーカーに問い合わせるが解答なし。

HPには良いことだけ書いているようだが実際はどうなのか遭難現場で救助に使用している人たちに聞いてみたいものだ。

ヘリコプターなど高所からの捜索にはメーカーサイトに実績を書いているので信用し使うことにしています。

調べるには遭難するしかないが、その気にはなれない。

ただ、試してみて万能ではないというのがわかっただけでよかったと思う。

安曇野遊山人/渓流釣り・田舎暮らし

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