地獄谷野猿公苑

およそ30年ほど前信州湯田中温泉郷の角間温泉を拠点に

志賀・野沢・斑尾など北信のスキー場へよく出かけていた

角間温泉は湯田中温泉郷の中、山の中腹にあって静寂な雰囲気が漂い

宿の駐車場にサルやカモシカなどが時々訪れる

温泉はナトリウム・硫酸温泉でしっとりした感じで良く温まる

宿のお風呂は広く収容人員も少なかったので一人でゆっくり入れる

雪景色見ながらひんやりした空気で頭を冷やし浸かるのが楽しみだった

天候が悪く宿でのんびりしていたら宿のおばちゃんが

「暇ならサル見に行くといいよ、温泉に入っているよ」

「猿が温泉に入る?湯冷めしないの?本当に入るの?」

見に行くことになった

当時、野猿公苑は無名で雪に埋もれた細い山道を

「こんな道の先にあるのか?」不安な気持ちで40分くらい歩くと

野猿公苑の入り口が見えてきた

入り口から少し進むと、そこには猿が気持ちよさそうに温泉に浸かっていた。

写真はその翌年に撮影したものだ

下の写真は当時の公苑長さんとのツーショット

あれから約30年近所のサルとは仲良くなれないが

お風呂好きのサルには愛着があり見たくなったので地獄谷野猿公園へでかけた

安曇野の自宅から高速道路利用し信州中野ICで降りる

そこから中野市街地を抜けるが道路沿いの風景は昔とそれほどは変わっていない

この店は昔からあったとか記憶をたどりながら車を走らせる

目的の野猿公苑入口の駐車場までは自宅から2時間位で到着

ここから歩きだ、道は昔に比べ格段に良くなっていて

駐車場付近にはカフェやお土産売場まできている

舗装された道を少し歩くと看板がありここから入口でプチ山道だ、

但しあの頃と違って道は広い、

雪解けで少しぬかるんでいる道を歩くが苦にならない

途中、宿と露天風呂が見える(下の写真)

30数年まえにはこの温泉の露天風呂には男性が2名と猿が一緒に浸かっていた

のどかなで不思議な光景だった

30分ほどで野猿公苑入口に到着入場券800円を購入し入場する。

公苑には入ると猿があちらこちらでたむろしている。

自宅近所のサルよりはおとなしく近づいても怖がらない

大人になりきっていないサルが子ザルの世話をしている、兄弟か?

話を聞くと将来の子育て予行演習

メスザルは3歳ぐらいになると1歳未満の子ザルの世話を始めるとのこと

少し歩くと岩風呂が見えてきた、残念ながら温泉に入っていない

通常12月末から2月頃の寒い時期が入るのだが今年は行けなかった

偶然を期待したのだが3月末では遅すぎたようだ

真面目に餌を食べている、温泉に浸かれや~

見渡したところ大きな猿がほとんどいない

この時期になると山には蕗の薹など芽が出てきて、それが食料になる

山に食料があるので大きな個体などはなかなか降りてこないようだ、

今日は序列5番目くらいのサルまでしかいない

ちなみ文献によっては野生のサルの群れにはボスザルはいないと書かれている

ちなみにボスザルは私たちのイメージでは群れを統率し外敵から守るりハーレムを作る

と思っている節があるが

実際はボスザルにはそんな倫理感や権力者ではなく、

しいていえば餌を優先的に食べられるくらいのものらしい。

因みに今日の群れもボスザルは不在だった

しばらくいたが猿もお風呂に入らないので公苑を後にして小布施に向かう

野猿公苑から小布施までは40分くらい

ここも久しぶりに岩松院の葛飾北斎八方睨み鳳凰を見に行く

この絵は1847年ごろ葛飾北斎が88歳~89歳ころの作品と言われている

大きさは畳21枚分で塗り替えなどは一度も行っていないと聞く

鳳凰は30数年前に訪れた時と何も変わらず天井から俯瞰している

自分にとっては一つの鳳凰、鳳凰にとっては175年間訪れた人々の一人

様々な時代やその時々の人々を見てきたと思われる、話が出来ればよいのに・・・

付喪神にでもなって話してほしい

残念なことに昔は床に寝そべって心行くまで見てられたが

現在は椅子に座って見る事になっている、首が痛い長い時間は無理

この後小布施で和菓子堪能

栗の木テラスでモンブランと紅茶で一休み

モンブランは内側の生クリームに外側は栗クリームで覆われており

栗の甘さと旨くすっきりしている。

ここのオリジナル紅茶は好みではなかった

桜井甘精堂で限定栗最中、栗に形をした最中に栗あんがつまっている

小布施堂の栗キンツバ、栗なので少しお芋っぽい味が良い

竹風堂の栗おこわ

そして大好きな栗納豆が、・・・また売り切れだった今年は秋までない

いつになったら小布施の栗納豆が食べられるのだろうか

最後に桝市村酒造でお酒「応龍」を買う

小布施の通りにある店で店内には手盃(てっぱ)という飲み場がある

カウンターで酒が飲める

昭和30年代の肉体労働者は仕事帰りに酒屋の一角にあるカウンターで

表面張力いっぱいに注がれたコップ酒をこぼさずに飲むのが一人前

子供の頃父親に連れていかれ、「かあさんには黙っているのだぞ」と言って

好きなだけつまみを食べさせてくれた

あのとき飲んでる父の楽しそうな顔、

大人になったら自分も飲んでやろうと思ったのかは覚えていない?

1755年創業

この酒蔵は木樽で酒を造る貴重な酒蔵で

購入するにはお店に直接行くかwebサイトからの注文になる

今回のお酒は兵庫県産山田錦を精米率20%まで仕込んだお酒

飲むのが楽しみだ

安曇野遊山人/渓流釣り・田舎暮らし

0コメント

  • 1000 / 1000