烏川中流域パートⅡ


6月1日烏川一の沢

晴れ 気温9.4~26.5℃ 水温10度

今年の5月は雨が多い、

時々晴れるのだが沢は増水したままで水量は減らない

しかも濁っている

三日ほど晴天が続いたので沢に出かける事にする

前回、烏川一の沢の中流域でまだ探索していない所を釣り歩く

前回より下流側から入りたく

国土地理院の地図で降り口の目途をつけ山に入る

森は二週間前に比べ木々の緑は信じられないくらいのスピードで生い茂っている。

新緑が美しくまぶしい、生命力にあふれている

降りながら所々に目印のテープを木に結ぶ

こうしないと帰る時に迷ってしまう、勿論帰りには回収予定。

しばし森の中にたたずみ森のエネルギーを全身に浴びる

森は鳥の声と沢の音

6月の日差しは眩しく、新緑を際立たせている。

沢に出てみる

うぁ~、水量は多くジャンジャン流れている

ポイントらしき場所も増水しており、川は白く沸騰している

そういえば地元の名人との話で

「イワナが釣れるのは魚のいる沢に行くからではなく、

 釣れる日に魚のいる沢へ出かけるから」

確かに先週釣れたのでまた行くとまったく釣れないこともある

それを見極めるのも腕のうちか・・・奥が深い

今日は釣れない日かなぁ~

釣りをする前に川を横断するのが結構大変だ

与那国島に「どなん」という泡盛がある

その昔与那国は周囲を断崖絶壁に囲まれしかも天候が不安定な為

渡るのが困難な島なので渡難という名で呼ばれていたと言う。

そこからつけられた名前だそうだ。

ちなみにアルコール度数は60度ストレートで飲むには「どなん」。

今日の川も「どなん」

杖に使いたくその辺に転がっている適当な流木を探す

渡川する際はこの流木を杖代わりすると安全に渡れる

流木を両手で持って下流側に斜めに立て掛け方杖のように体を支え渡る

川の深さや川底の状態も解る。

良いことずくめだ。

ポイントは足でけっても折れないこと、太すぎたり重いのも良くない。

長さは身長程度がよろしい

あと、寄りかかりすぎてはいけない

岩の割れ目から気が生えている、逞しい

木が石を抱き込んでいる

恐らく増水した時に、土は流され石だけが残ったのだろう

そうそう、一応釣っています。

今夜お酒は長野市尾澤酒造の十九純米吟醸「白ラベル」生

名前は十九、未成年が作っているのではないらしい

由来は二十歳の一歩手、一人前ではない謙虚な姿勢で酒造りに取組む決意との事

女性杜氏のお酒らしく繊細で豊満な旨味とくどさのない甘みの余韻がすばらしい。

小さな蔵らしいが契約栽培の美山錦を使用している。

私お気に入りの一本だ


安曇野遊山人/渓流釣り・田舎暮らし

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