名前のない沢

2021年4月20日晴れ

麓の気温1.3℃~23.2℃ 沢の水温6度

このところ寒の戻りで昨日まで我が家から見える1300mの山頂付近も白くなっていた。

今日の天気予報は晴れ、昼間は気温が上がる予定なので沢に出かけた。

今回は地理院地図に記載されている烏川の支流で名もない沢を目指す

烏川のキャンプ場やコテージを通り過ぎ、サルに見送られ林道を登っていく。

やがて道はダートになる、その先に分かれ道があり狭いほうの林道に分け入る

少し進むと小さな広場到着、どうやらこの沢は水源のようだ。

川のせせらぎ以外は静かなで、木も落葉のまま緑もなく爽やかだが生命感に欠ける

それに動物の気配も感じられない。

小さな沢だが水量が多い、石は苔むしており木が生い茂っている。

少し歩いてみるがポイントも少なそう

しかも木が邪魔で遡行だけでなく竿を出すのに苦労しそうな沢だ。

俗にいう藪沢だ

やっと見つけたポイントで入れてみる

わずかな当たりがあり合わせると23cmのイワナがかかる。

山の中のイワナらしく顔つきに野性味がある。

しばらく歩きよさそうな落ち込みに糸を落とす

目印が変な動きをする、合わせるとこれもまた強い手ごたえが

25cmのイワナだった、これで晩酌用はOK

今夜の酒は伊那高遠の酒、黒松仙醸 こんな夜に山椒魚も月を見上げ・・・・直汲み

名前は長いがキレはある酸味のきいたマスカットの味わいと飲んだ後に嫌味のない

苦みが少し、香りも良い。

欠点は封を切ったら飲み切り残さないこと時間を置くと味が変わってしまう。

野性味たっぷりの天然イワナ、面構えがふてぶてしく元気

油はのっていないものの味がしっかりしていて旨かった。

下のイワナは先週近所の沢で釣ったイワナ

ここの沢は流れもゆるく、昨年秋に成魚放流したイワナだが成長していない

顔は優しいし、ひれの大きさや胴回りの太さ小さく力強さがなかった。

しばらく藪をかき分け登っていくが良いポイントが少ない

あっても木や蔦が茂っており、枝なども川に中に沈んでおりよく引っ掛かる。

私は通常提灯釣りだが、ここは2mの糸長さでは邪魔になり竿を出せない。

1mほどに短くし、枝の隙間から竿を出す。

よくよく考えてみると、釣れたらどうやって取り込むのだろう・・・・

無理だ!気づくが無情にも小さなイワナが食いついてきた。

イワナは枝の辺りで宙ぶらりん取り込めない

仕方ない糸を切って手元に寄せる、つまらん釣りだ面白くない。

やがて藪が行く手を遮りこれ以上は無理なので納竿

今度はもっと開けた沢で、楽しく釣りをしよう。

最後に、ファインストラックドライレイヤーウォームタイツをアンダーで使用する。

蒸れずに汗を外に出し快適に過ごせた、これは良い使える。

いよいよ今週末から付近の林道が冬季閉鎖解除となり本格的な山釣りシーズン到来となる。

どんなシーズンになるのか楽しみだ。

安曇野遊山人/渓流釣り・田舎暮らし

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