昨年釣具屋で放射水温計を買ったのだが、三日で没
水温計を川に落としてしまった、水温を測定すると表示が55℃「温泉か?」
よく見ると防水仕様ではなかった、それに温泉が湧いているのはもっと上流だ。
今年はダイワの水温チェッカーWPを注文するが届ないのでキャンセル。
そしてMEGABASS赤外センサー温度計を購入、これはすぐ届いた。
取説を読むと「LED表示が110℃未満と以上で青と赤になる」と書いているが
まったくならない、そもそもこの液晶では色は変わらないと思う。
しかも不明なボタンの説明もない、取説としてはB級
A&Dの取説をネットで取り出し確認する、ボタンは飾りとのこと納得。
この温度計、ダイワとMEGABASSともに「A&D」のOEMだ
赤外線センサー温度計は測定方法に注意が必要なのと表面温度しか測定できないこと。
多少の測定誤差はあるようだが、データーとして水温測定は必要なので利用していく。
近頃春めいている、3月24日沢に出かけることにした。
今回は中房川〇〇発電所から上
近くには別荘地もあるのだがそこからは降りられない。
なかなか険しい川で何度も急斜面の高捲きをしいられる。
しかし、沢は掛け値なしに美しい。
水温は4度、渓流魚もまだ動きが悪そうだ。
最初の淵に到着、深いく大きいそして美しい。
中層に20cm弱と思われる魚がちらほら泳いでいる。
さぁ、釣を始めよう。
しまった!ちょうちん釣りの仕掛けしか持参していない。
この深さでは、棚に全然届かないが一応かやってみる。
15cm程度のヤマメが掛る、大物は底のほうか?
のんびりと景観を楽しむ。
ヤマメのパーマーク
ヤマメのパーマークは縄張り意識の強いほど鮮明に表れるらしい。
ここも美しく深い、胴長では遡行できない、崖を高捲き。
ここではイワナが釣れるが気の毒なくらい痩せている、引きも弱い。
これでも23cm
またまた崖を高捲き30mくらいか、胴長フェルト底では枯葉の上は滑る
2/3ほど登った所で、上方にある太さ10cm位の木にロープを掛ける。
体重を掛けた瞬間「バッキィーン」一気に木が砕け散った。
こんな緊急事態の時は脳が高速回転するのか「見えるものはスローモーション」
根元を残し木が宙を舞う、崖から体が離れていく・・・
一人バックドロップでこの高さから落ちたら・・・かなりヤバイ
ダメか!その時先ほどまで足場にしていた木が視界の片隅に、
すかさず片手でつかむ凄い衝撃!腕よもってくれ
踏ん張りきれた片手でぶら下がる。
なんとか持ちこたえられた、日頃のトレーニングのたまものだ。
昔シルベスター・スタローンの「クリフハンガー」を思い出す。
今回はたまたま運が良かっただけ初歩的なミスなので今後注意。
先程まではないにしろ痩せている、モデル体型。
引きも弱い
今回釣った魚はすべてリリースとした。
まるまる太るまで待とう、残った餌を撒く。
ゆったりした流れの中、春めいた日の光に水面が反射し
せせらぎの音が心地よく響く、
この渓谷にしばらく心奪われたたずんでいた。
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